形成外科専門外来
当院には、都内基幹病院に勤める形成外科専門医の先生方が複数在籍しています。当院の手術日のために、特別にいらしていただいています。全員チーム医療の指導医レベルで、非常に勉強熱心な先生方です。 手術日には、院内で行える規模の手術を行います。敏感肌で術後の肌トラブルなどが心配であれば、皮ふ科医にも、形成外科医にも、しっかり質問して納得してから手術にのぞむことのできる体制を整えています。2診療科とも医師は全員女性です。

・幼児教室・保育園・幼稚園・学校・学童・お教室・レッスンスタジオ・施設などで、利用者同士・お子さま同士のトラブルでケガが生じた
・転んでしまった・ぶつけてしまったなどでの家庭内・外でのケガ
・公園などでの急なケガ
・保護者の方でなく、代理の方の付き添いでも大丈夫です。困ったその時に、ご相談ください。予約なし来院可能です。
当院では、下記の形成外科領域の手術を保険適応で行います。
(その適応可否は症例によって異なります)
・できもの・心配なほくろ
皮ふにできたできものを摘出・切除する手術ができます。
たとえば最も外来でお見かけするできものには、脂肪腫が挙げられます。これは肩や背中にできやすく、ぶにぶにと弾力をもって触れます。5cmまでは、当院で手術を検討いたします。次第に大きくなっていく、痛みのないぶにぶにとした塊が背中や肩にあれば、ぜひご相談ください。
また、ご心配なほくろがあれば、手術をして切除の上、どういった細胞でできているか、そこに悪い細胞がないか、病理検査に提出することができます。当院で結果を説明できますので、急にできたほくろや、大きくなってきたできものなど、心配なものは検査へ提出することをおすすめいたします。
症例写真はこちら
皮ふ科外来の方で診察した粉瘤も、炎症のない状態のときに、形成外科専門医外来にて摘出が可能です。腫れないうちに、破裂しないうちに、丸ごと摘出しておきましょう。また、その他の皮ふ腫瘍も、手術にて摘出できます。大きさや状態によっては、外の施設で画像検査を受けていただく場合があります。
巻き爪の治療
巻き爪の治療として、皮ふ科外来で爪の下にワイヤーを入れて、そのワイヤーのバネの力を使って、少しずつ爪の形を平らにしていくものがあります。しかしながら、そのワイヤーすら入れることができないほど巻いてしまっている爪には、手術で一部を切り取ってしまうことが有効です。術後の経過を見るために繰り返し通っていただく必要はありますが、長年巻き爪に苦しむよりは、一度決断して手術で爪の端を取ると、非常に楽になります。 そもそも巻き爪にならないように、正しい爪の切り方を継続することが大切なので、巻き爪予備軍の爪をみつけたら、爪の切り方指導も行います。
当院の「反射区療法×オールフットケア外来」では、20年以上フットケアを続けた当院看護師が、爪を正しくカットし、整えます。正しい切り方とは、写真のように、足の指の先端に合わせて真っすぐ横に切る方法です。
副耳
副耳(ふくじ)は、生まれつきある、耳の前や頬にイボのように突起したもののことを指します。片側の耳の前に1個存在することがほとんどですが、時に両側に存在する場合もあります。赤ちゃんの時に切除せず、思春期のころに気にするかたもいらっしゃいました。当院で、軟骨を巻き込んでいないかなどよく診察の上、手術での切除を検討いたします。

外傷(急なケガ)
例えば、転んで皮ふがぱっくり切れてしまった・飲食店で準備をしていて指を切ってしまった・ぶつけて出血している・子どもの唇が切れてしまった・縫った方が良い傷なのかどうかみてほしい…などなど、突然のことでお困りの時、当院に向かって来られる程度のケガであれば、その日に洗浄や縫合など行うことができます。ご相談ください。
脂腺母斑
生まれた時から頭皮やお顔にあり、ザラザラしていて、その部分だけ黄色からオレンジ色に見え、毛が生えていない場合、脂腺母斑の可能性がございます。こちらは思春期以降になると、その部位にさらに重ねて別のできものができることがあります。その中には、皮ふがんがあることも、稀ではありません。
これって脂腺母斑かな?と思われたら、診察でご相談ください。思春期前に、当院の形成外科専門医外来で切除手術を検討しましょう。
手術は保険適応になります。当院では日帰り手術にて60分間の予約枠で行っております。

ほくろ
黒い点が一見ほくろのように見えても、実はまったく違う皮ふ腫瘍であったことは少なくありません。時には、ほくろだと思って美容クリニックでレーザーによる切除を求めたところ、実は皮ふ癌であったというエピソードにも遭遇します。まずは、本当にほくろかどうか診断が必要になります。
診断で良性のほくろとわかっても、7mmをこえていたら、当院の形成外科専門医外来で切除手術を検討するのが良いと思います。7mmまでのほくろが皮ふがんになったという報告は今のところないようですが、ご心配であれば、レーザー治療よりも外科手術で根こそぎ摘除するのが安心です。当院では、4.1mm以上のほくろは、形成外科専門医外来での切除手術適応としております。
当院では、皮膚科医と形成外科医が複数名在籍しています。そのため、たとえばもともと皮ふ疾患があり、手術を受けてきずぐちがちゃんとふさがるのか・消毒にかぶれないか…といった心配にも、適切なご提案・対策を講じることができます。術後のケアについても、できるだけかぶれにくいテープなどをご案内できます。
そもそもレーザーによる治療と、手術による治療ではどのようなメリット・デメリットがあるか、それは部位や大きさなどによって異なります。そして、お肌の状態からどんなリスクがあるか、またはないのか、事前にお伝えし一緒に吟味したうえで、治療法を決めていきましょう。
手術は原則保険適応になりますが、例えばお忙しい方が同日に複数のほくろを切除する場合には、同日の2個目からは下記の料金にて同日手術切除を行っております。
ほくろ除去手術
同日2個目〜 |
〜5.0mm ¥25,300(麻酔代込・税込) ~10.0mm ¥36,300(麻酔代込・税込) 10.0mm〜 ¥58,300(麻酔代込・税込) |
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粉瘤(アテローム)
皮ふ表面の毛穴や小さな傷をきっかけに、皮ふのなかに袋のような構造ができてしまい、そこに本来排泄されるはずの垢やあぶらなどが溜まってしまうと、粉瘤・アテローム・アテローマなどと呼ばれるできものになってしまいます。これは、指でつまめる程度の大きさから、ゴルフボール、それ以上の大きさまで、どんどん大きくなることがあります。放っておいても勝手に消えることはありません。そのため、気になった場合には、当院では形成外科専門医による手術切除としています。これは日本の保険適応です。袋ごと取ってしまえば、また袋が大きくなったりする再発の心配から解放されます。
手のひらや足の裏にもできることがあり、これにはいぼのウイルスが関与していると考えられています。「洗い方がよくなかったのかな?」と思われる患者さんが多いのですが、当院ではそれは関係ないと捉えています。しかし、ほとんどのアテロームの原因は、未だはっきりわかっていません。そのほか、外毛根鞘性嚢腫や多発性毛包嚢腫(脂腺嚢腫)もアテロームの一種です。外毛根鞘性嚢腫は頭に生じることが多く、触るとかたいです。
いずれの場合においても、手術では袋ごと摘出し、内部と表皮を縫合します。当日はこの部位を濡らすことはできませんが、翌日朝からシャワー浴可能です。それ以降は、むしろ、糸がついたままでも綺麗に洗うことが大切です。だいたい1週間から10日ほどで抜糸となります。
この粉瘤にばい菌が入ってしまうと…感染をおこし、炎症性粉瘤となります。これは治療法が少し異なってきますので、詳しくは炎症性粉瘤のページをごらんください。
・粉瘤の切除手術(保険適応・皮膚皮下腫瘍摘出術) 日帰り 30~60分
炎症性粉瘤
アテローム・粉瘤、臍と呼ばれる毛穴などの入り口から、ばい菌が入ってしまうと、感染を起こします。すると、赤く腫れ、痛みを伴い、苦痛を生じます。こうなった粉瘤は、「炎症性粉瘤」と呼ばれます。
この場合は、麻酔も効きにくくなってしまっているため、すぐに手術して袋全体を取り出すことには移りがたいです。まずは、入ってしまったばい菌を退治するために、抗生剤を使います。
当院では、炎症の強さによっては医師の判断で当日に抗生剤の点滴投与を行うこともあります。また、破裂して膿が出てきそうなほど腫れている場合には、同日に局所麻酔の上、少しの切開を加えて、中に溜まったものを圧出し排膿します。この切開排膿処置には痛みを伴いますが、生活の中で突然破裂して出血などするよりは、適切な環境下・処置のもとで中身を出すが圧倒的に安心・安全と考えます。切開排膿処置は、保険適応です。皮膚の中に出来物の袋が残ったままですと、また再発してしまう恐れがあるため、当院では炎症があった日からだいたい1ヶ月後程度を目安に、袋を取り出す手術を予定する運びとしております。
・炎症性粉瘤・膿瘍の切開排膿手術(保険適応) 日帰り 5〜10分

自由診療で取り扱う手術
二重まぶたにする手術
まぶたは特に、皮ふ科外来で、ふたえまぶたをつくるためのテープやのりに、繰り返しかぶれてしまったまぶたをよく拝見します。
かぶれても、それが治るまでにまたテープやのりを重ねることで、より炎症が強くなり、結果としてまぶたがどんどん重くなってしまうのです。
まずは皮ふ科外来でそのかぶれを治した後、形成外科の先生に理想のふたえまぶたをつくってもらうことを、検討してみてください。毎回かぶれを覚悟しながらテープを貼るストレスから、一気に解放され、目元を気にせずに過ごせるようになります。そうして手に入れた毎日は、きっととても明るいものになるでしょう。
乳頭・乳輪を理想の形にする手術
乳頭・乳輪のお悩みに関しては、下着をつけるたび・お風呂の鏡を見るたびに気にしている方々が実は多いことを外来で感じてきました。左右差、大きさ、形など。気になってしまうがために、温泉旅行も、水着を着るイベントも、断って悲しくなる方々も。形の問題から、授乳のときに大きな問題を抱えるかたも。そんなご経験はございませんか。第1子ご出産時の授乳でトラブルを抱えた方が、第2子を考える時に、乳頭の形を変えてご準備されるケースもあります。当院はそんな悩みを解決へ導くことができますよう、複数名の形成外科専門医・皮膚科医でカンファレンスを行い、検討いたします。
さらに、事故や乳がんなどの疾患をきっかけに、乳頭や乳輪を失ってしまった方へ。当院では、乳房再建術に長けた形成外科専門医による、乳輪の自然なアートメイクによる作成、乳頭の作成が可能です。
でべその修正
重度でなければ、外来にておへその形の修正手術を行うことができます。他者と比べるまで気づけなかった自分のおへその形の違和感があれば、どのように修正できるか、外来にてご相談ください。
皮ふ科と形成外科が両立しているからこそ叶えられることがここにあります。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
料金表
※保険適応可否については診察時に判断いたします。
二重まぶた形成 埋没法 |
¥268,400(税込) |
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眼瞼下垂術 拳筋短縮法 切開 |
¥847,000(税込) |
眼瞼下垂術 拳筋短縮法 糸 |
¥550,000(税込) |
変形耳修正術(片方) |
¥300,000〜450,000(税抜表示) |
腋臭・多汗 直視下切除法 |
¥400,400(税込) |
陥没乳頭 |
¥390,000~690,000(税抜表示) |
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乳頭縮小(片方) |
¥539,000(税込) |
乳輪縮小(片方) |
¥539,000~ASK |
乳房吊り上げ術(片方) |
¥ASK |
乳輪・乳頭形成(要診察) |
¥ASK |
モンゴメトリー線切除 1か所 |
¥16,500(税込) |
おへその形 修正術 |
¥512,160(税込) |
※麻酔費用:税込17,600円
タトゥー・刺青 切除術 |
1.0-9.0㎠¥107,250(税込) 9.1-15.0㎠¥321,200(税込) 15.1-20.0㎠以下¥453,200(税込) |
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※麻酔費用:税込8,800円
入れたいファーストピアスは、購入の上持参してください。(トラブル時 再診料1,500円で診療)
ピアスホール作成 |
耳たぶ(片耳) ¥8,800(税込) 耳上部 ヘリックス(片耳) ¥17,600(税込) トラガス(片耳) ¥17,600(税込) スラッグ(片耳) ¥17,600(税込) 平日コンク(片耳) ¥17,600(税込) アンチトラガス(片耳) ¥17,600(税込) インダストリアル(片耳) ¥30,800(税込) へそ(片耳) ¥22,000(税込) マイクロダーマル(1箇所) ¥132,000(税込) 他所作成のピアスホールトラブル(1箇所) ¥14,960(税込) |
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